エネルギー・地球温暖化

2010年11月06日

 

沖縄県波照間島に可倒式の風力発電施設が完成

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業)  環境技術 

 

JFS/Folding Wind Turbines Installed in Okinawa
Copyright 沖縄電力株式会社


沖縄電力は2010年4月22日、波照間島において可倒式風力発電設備の竣工式を行ったと発表した。同社は以前より風力発電設備を導入していたが、台風の影響によりブレードの折損や倒壊などの被害を受けていた。今回導入する可倒式の設備は、台風時に90度近く倒すことで、強風による被害を避けることができる。国、県の補助事業「平成21年度島嶼地域におけるエネルギー自給システム構築調査事業」として進めてきたもの。

可倒式の風力発電施設は、台風時の対応の他にも、建設に大型クレーンが必要ない、地上高でのメンテナンス作業が可能、といったメリットもある。今回設置したのは、フランスのベルニエ社の245kWのタービン2基。波照間小・中学校の生徒からニックネームを募集し、1号機は波照間の方言で「波照間の力」という意味の「ベスマスィカラ」、2号機は同じく「もったいない」という意味の「あったらさやー」に決定した。

波照間島は日本最南端の有人離島で、面積は約13平方キロメートル。約270世帯、600人弱が居住しており、2008年度の最大電力は613kWであった。

波照間可倒式風力発電設備
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/
2010/100422.pdf

http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/
2009/091214.pdf

登録日時:2010/11/06 06:00:15 AM

English  

 


 

このページの先頭へ