エネルギー・地球温暖化

2010年08月19日

 

愛媛県 みかんの搾りかすからバイオ燃料製造を目指す

Keywords:  再生可能エネルギー  3R・廃棄物  地方自治体 

 

JFS/Ehime Prefecture to Manufacture Biofuel from Residue of Tangerine Juice Production
Copyright 愛媛県


日本国内で最大の柑橘類生産量を誇る愛媛県が、愛媛大学、民間企業等の連携によりみかんの搾りかすからバイオエタノールを製造するという、日本初の試みに取り組んでいる。

年間約31万トンの生産量のうち約4万トンがみかんジュースになり、搾りかすは半分の約2万トン。大半は乾燥後、家畜の飼料や堆肥として再利用していたが、2割程度は廃棄処分されていた。バイオエタノール製造が可能になれば、自動車、農業機械、工場ボイラー燃料などに利用される予定。

県では、2004年より「バイオマス利活用マスタープラン」を策定し、地域特有のバイオマスの利用技術開発及び導入を目指してきた。バイオエタノールについては2007年、産学協力の調査委員会を設置。2008年には愛媛県環境創造センターの提案が、環境省の「地球温暖化対策技術開発事業」に採択された。

現在、えひめ飲料松山工場の一角で2010年10月完成予定のプラント建設が進んでいる。プラント完成後は、地産地消型モデルの実用化に向けて利用技術やシステムを実証・確立していく考えだ。

秋田県で稲わら等を原料とするバイオエタノール燃料の実証事業(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028853.html
国内のバイオマス利活用市場 2015年度には4千億円規模へ(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028863.html

えひめの環境
http://www.pref.ehime.jp/kankyou/k-hp/theme/
biomass/etanorl.html

http://www.pref.ehime.jp/kankyou/k-hp/theme/
biomass/project.html

登録日時:2010/08/19 06:00:15 AM

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