エネルギー・地球温暖化

2009年03月28日

 

秋田県で稲わら等を原料とするバイオエタノール燃料の実証事業

Keywords:  再生可能エネルギー  3R・廃棄物  地方自治体  政府 

 


農林水産省は2008年11月14日、ソフトセルロース利活用技術確立事業の実施地区を公募した結果、秋田県ソフトセルロース利活用モデル地区に決定したと発表した。本事業は食料と競合しない稲わら等のソフトセルロースを原料にしてバイオエタノールを製造する技術等の開発導入をするため技術実証を実施し、同技術を確立するもの。

日本有数の稲作地帯である秋田県大潟村(八郎潟干拓地)で採れた稲わら・籾殻を原料とする。原料の収集運搬については秋田県農業公社が、バイオ燃料製造および走行試験については、川崎重工グループのカワサキプラントシステムズが事業主体となり実証する。実証期間は2008年度から2012年度。

潟上市に設置するバイオエタノール製造システムは、原料の前処理・糖化工程・発酵工程・蒸留工程からなり、糖化工程においては新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同開発中の「熱水式バイオエタノール製造技術」を採用する。製造規模は200リットル/日、年間最大製造量は22.5キロリットル(年間112日稼働)。発酵残渣は堆肥化し活用する。エタノールを10%混合するE10ガソリン等による走行実証を大潟村で行う。

ソフトセルロース利活用技術確立事業の事業実施地区決定(第2回公募分)について
http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/sousei/081114.html
稲わらを原料とするバイオエタノールの実証事業について
http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1226881966870&SiteID=0

登録日時: 2009/03/28 06:00:15 AM

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