新日軽　電力等を使わずに自然換気を促す「すべり出し窓」を発売

住宅建材大手の新日軽は2010年１月22日、自然の風を利用して建物に「呼吸機能」をもたらすという発想により、電力等を使わずに換気を行う、自然風力換気窓「ユラード」（すべり出し窓）を発売した。

同製品は、サッシ自体の重さで開閉し、新鮮な外気を取り入れながら、不快な強い風はその風の力を利用して遮る機能を持つ換気窓。春・秋期は自然換気を行い、夏場などの冷房時期には、昼間に建物内部・躯体に蓄積された熱を夜間に外気を取り入れ、室内の空気を排出することで冷房負荷を軽減する方法（ナイトパージ）をとることで、冷房負荷を軽減する。

同社ではランニングコストがかからない換気窓として、商業施設・公共施設等に向けて販売していきたいとしている。