アルバック、太陽光発電と組み合わせたEV用急速充電システム発売

フラットパネルディスプレイ製造装置や太陽電池製造装置の大手メーカーのアルバックは2010年１月６日、太陽光発電設備と電気自動車（EV）向け急速充電器を組み合わせた充電システムを開発、製品化し、この度、茅ヶ崎市（神奈川県）から初受注したと発表した。

同システムは、太陽電池（当初発電量20kW）、パワーコンディショナ、急速充電器（50kW）、通常充電器、発電量管理モニタなどで構成。2010年３月までに同市茅ヶ崎２丁目の市営駐車場に設置され、EVの充電スタンドとして使用される。通常充電器では８～14時間かかるEVの充電が約25分で80％まで充電できる。

また、夜間および日照の少ない日は電力会社の一般電源を使用できるほか、太陽電池で発電した電力をEVへ充電しない時には系統連携によって電力会社へ売電することもできる。

同社は、茅ヶ崎本社工場前駐車場に設置した同一システムを利用して、システムの高効率化に向けた研究開発を進める。国内のみならず、海外でも同社のネットワークを活用して同システムの受注活動を行う考え。

太陽光発電設備と電気自動車向け急速充電器を組み合わせた充電システムを製品化
http://www.ulvac.co.jp/information/news/
2010/20100106.html

登録日時：2010/03/28 06:00:15 AM