エネルギー・地球温暖化

2010年03月09日

 

地下水・暖房機排熱等利用の新システムでイチゴをエコ栽培

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業)  環境技術 

 


九州沖縄農業研究センターは2009年、イチゴのクラウン部(成長点が集中する株元)の温度制御システムを改良した低コスト型の「イチゴECOなりシステム」を考案した。

温度制御システムは、クラウン部に冷温水を流すチューブを接触させ、クラウン部を発育に最適な20度前後の温度に管理するもの。温暖化のため、安定供給が難しい状態となっていたイチゴ生産を安定化する技術として開発されたが、導入コストの低減が課題となっていた。

新システムでは自然エネルギーに着目し、地下水、暖房機からの排熱を利用し、不足分を併設のヒートポンプで補い、クラウン部を15度から23度前後で管理する。従来のシステムに比べ、導入コストは約半分、ランニングコストは4分の1、重油使用は4割減と、CO2の削減効果も期待できるものとなった。

地域資源を有効活用した「イチゴECOなりシステム」
http://ss.knaes.affrc.go.jp/topics/soui/h21/
honbun/006.html

登録日時:2010/03/09 06:00:15 AM

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