2008年10月16日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業)
国際協力銀行(JBIC)は2008年6月27日、地球環境問題への貢献を起債コンセプトとする新しいスキームの5年債200億円の財投機関債を発行した。愛称が「JBIC環境支援ボンド」。調達資金は同行の国際金融等業務における環境保全・改善に資するプロジェクトへのファイナンスに充当される。
同起債は、債券発行と排出権取引の仕組みを融合させることで、発行体、機関投資家、引受証券社がそれぞれ、資金調達・利用、債券投資、排出権取引等を通じて、地球環境問題への貢献を行うという、新しいスキームで行われる。
主幹事となる三菱UFJ証券は、引受手数料の一部を別途設立される非営利中間法人に支払い、排出権を購入し償却する。投資家は希望により利息の一部を拠出し排出権に換えて償却することも可能。
さらに、排出権の取得にあたり、同行と海外投融資情報財団(JOI)が運営している「排出権取引プラットフォーム」活用が想定されている。投資家も、希望に応じて、引受証券会社経由で同プラットフォームが利用できる。
http://www.jbic.go.jp/ja/about/press/2008/0619-01/
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登録日時: 2008/10/16 01:06:42 AM