エネルギー・地球温暖化

2007年07月30日

 

三菱重工のブルガリアでの風力発電事業に国際協力銀行が融資

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

国際協力銀行(JBIC)は2007年3月19日、三菱重工業等が出資するカリアクラ・ウィンドパワー社との間で、「カリアクラ風力発電事業」を対象として、みずほコーポレート銀行との協調融資により、総額約3,700万ユーロを限度とする融資契約に調印した。

「カリアクラ風力発電事業」は、黒海沿岸のカリアクラ地区において、三菱重工と現地中堅建設会社が発電容量35MWの風力発電プラントを建設・操業し、ブルガリア国営電力会社(NEK)に対して12年間にわたり電力を販売するもの。JBICはそのために必要な長期資金をプロジェクトファイナンス(PF、主にキャシュフローを担保とする融資スキーム)で融資する。

同事業はJBICにとって初の風力発電事業への融資となり、ブルガリア共和国より認証を受ければ、京都議定書の枠組み(京都メカニズム)における日本初の共同実施(JI)案件となる。発生する排出権は、JBICが日本の民間企業などと設立した日本カーボンファイナンス(JCF)が購入することにより、日本の排出権獲得に直接つながる。さらに排出権の販売収入はプロジェクトキャッシュフローに追加され、事業性の改善に役立てられる。



http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2007/000052/index.htm


http://nexi.go.jp/service/sv_m-tokusyu/sv_m_tokusyu_0603-1.html


登録日時: 2007/07/30 08:22:50 AM

英語記事はこちら


 


 

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