2006年12月07日
環境教育・環境保全活動の推進を目的に創設された、環境カウンセラー制度が、2006年9月に創設10周年を迎えた。環境カウンセラーは、環境保全に関する専門的知識や経験を持ち、それを生かして市民やNGO、事業者などの環境保全活動に対する助言や指導を行ったり、自ら環境保全活動に取り組んだりする人たちのことで、環境省の行う審査を経て登録される。
環境カウンセラー制度創設以来、カウンセラーの登録者は増加し続け、2006年9月現在で延べ4000人を超える。これらの人材は環境カウンセラーのホームページ上に登録・公開されており、環境に関する助言や指導を希望する人はニーズにあったカウンセラーをホームページで探して申し込むことができる。
これまでに、カウンセラーの支援を受けて、住民や農家の人たちがため池を再生したり(福岡県)、小学生が家庭の天ぷら油を持ち寄り、ディーゼル自動車を動かして廃油がバイオエネルギー資源になることを学んだり(京都府)と、地域や時代のニーズに合った様々な活動が行われている。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7497
http://www.env.go.jp/policy/counsel/index.html
登録日時: 2006/12/07 12:56:36 PM
英語記事はこちら