エコ・ソーシャルビジネス

2006年04月17日

 

INAX 6リットルで流す節水トイレを開発

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)   

 

大手衛生機器メーカーのINAXは2006年1月26日、6リットルの洗浄水で大洗浄を行う節水型トイレ「eco 6(エコシックス)」を開発したと発表、4月1日から同社の住宅用主力便器のほぼ8割をこれに切り替えた。この便器はわずか6リットルの水で強力な洗浄効果を実現し、大幅な節水効果とCO2削減効果が期待できるというもの。6リットルで洗浄するサイホン式便器は日本初。

少ない水で強力な洗浄力というテーマに取り組んできた同社は、2005年に8リットルの洗浄水で強力な大洗浄が可能な「ぐるピカ便器」を発売し、市場での支持を得て、現在INAXの住宅用便器の主力となっている。この便器は8リットルの水の全てを便鉢内の上部1カ所から勢いよく流すことで強力な洗浄を可能にしたもので、今回は、このノウハウを生かし、さらにタンク内の水位を高く設定して水の勢いをアップさせるなど独自の技術を加えた。

1989年-2001年発売のINAX旧来型便器が洗浄水を13リットル使用していたのに比べ、水使用量は約40%ですむことになる。同社の試算では、日本の標準的な家族構成を4人家族(男2人、女2人)と想定すると、一年間に45,260リットルの節水となり、年間の水道代を12,000円節約できる。

また河川の水を浄化したり下水を処理するのに1,000リットルあたり0.59キログラムのCO2を排出しているので、eco 6への切り替えは一台あたり年間27キログラムのCO2削減に相当する。



http://www.inax.co.jp/company/news/2006/010_equipment_0126_22.html


http://www.eco6.jp/


登録日時: 2006/04/17 11:17:53 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ