エネルギー・地球温暖化

2005年12月25日

 

掛川市、風力発電による下水道処理で、CO2を96%削減

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  地球温暖化  省エネ 

 

静岡県掛川市と日本下水道事業団(JS)東海総合事務所は、2005年8月末に発表された国土交通省主催「第14回いきいき下水道賞」の下水道有効利用部門を受賞した。同市が風力発電システムを下水道浄化センターに導入したことによりもたらされた環境負荷の低減と維持管理コストの大幅削減が評価されたもの。

掛川市と同事業団は、遠州灘に面する大須賀浄化センターの施設整備に伴い、その特性として一年を通して風が強いことに着目。風況調査や環境影響評価の結果、風力発電の導入規模の基準を満たしたことから、全国で初めて国土交通省により補助対象として採択され、実施。

その結果、同センターで使用される電力量のほぼ全量をまかなうことができるようになり、従来の商用電力を利用する場合に比べ、約96%のCO2排出量を削減した。地球温暖化防止効果だけでなく、維持管理費の大幅な低減が図られる等、コスト面にも配慮した省エネ対策を実現した。

掛川市では、2001年3月に『地球温暖化対策実行計画(行動マニュアル)』を制定、地球温暖化防止対策に積極的に取り組んでおり、この事業もその一環。




第14回「いきいき下水道賞」決定 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1210-j


登録日時: 2005/12/25 02:42:44 PM

英語記事はこちら


 


 

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