2005年08月22日
Keywords: 政策・制度 交通・モビリティ 地球温暖化 政府
国土交通省は、物流分野でのCO2削減対策の一つとして、鉄道貨物輸送を活用して地球環境問題に積極的に取り組んでいる商品・企業であることを表示する「エコレールマーク」制度を2005年4月より開始した。2005年5月17日、事業主体である(社)鉄道貨物協会にて、第1回エコレールマーク運営・審査委員会が開催され、「エコレールマーク」の取り組み企業と商品の認定を決定した。「エコレールマーク」によって、鉄道貨物輸送への転換を企業へ促すとともに、消費者にも取り組みをわかりやすく認知してもらうことを目的としている。
鉄道貨物輸送は、トラック輸送に比べ、CO2排出量が約8分の1に抑制できるのが強み。認定された企業は、これまでは消費者の目に触れにくかった、物流分野での環境への取り組みを、商品やカタログにマークを表示することでアピールできる。また、消費者もマークにより、環境意識を高め、商品選択への目安として情報を活用できる。
エコレールマーク認定は、商品認定と企業認定に分かれており、認定基準は、500km以上の商品の陸上貨物輸送における鉄道利用比率が、商品認定では30%以上、企業認定では全商品の15%以上を満たすことが条件。
今回の認定企業は、食品、飲料を中心としたメーカー9社。商品では、食品メーカーのミネラルウォーター1件が認定された。今年度の募集と認定は、概ね2ヶ月に1回の割合で予定している。
http://www.mlit.go.jp/tetudo/
登録日時: 2005/08/22 02:22:45 PM
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