2005年02月03日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(非製造業) 大学・研究機関 政府 環境技術 生態系・生物多様性
産業技術総合研究所(産総研)は、2004年10月14日、CO2吸収ガス化技術による連続装置(10kg/日)で、木材からCO2を含まないクリーンな水素の連続生産に成功したと発表した。同研究所によれば、CO2を含まないクリーンガス(水素83%)の連続生産は世界初。水素濃度80%以上も世界初である
CO2吸収ガス化はカルシウムをCO2吸収剤として用いるもので、産総研と石炭利用総合センター(CCUJ)が共同で見いだした日本の技術。2002年度から経済産業省の補助金を得て「バイオマスからクリーンガス生産」プロジェクトを開始。産総研とCCUJが連続装置の製作、運転、広島大学と中国電力がプロセス設計、経済性評価等を担当した。
課題であった連続処理に目処を付けることで本技術の実用化に道を拓いた。今後、安定運転、長時間運転、最適化などに取り組む予定。将来的に、製材工場の横にバイオマスからの水素ステーションを作ることなどが可能となる。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2004/pr20041014/pr20041014.html
登録日時: 2005/02/03 11:40:01 AM
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