市民社会の動き

2005年01月09日

 

「地球の秘密」の伝えるメッセージ、ミュージカルになって10周年

Keywords:  市民社会・地域  NGO・市民 

 

故坪田愛華さん作の漫画「地球の秘密」に基づいたミュージカル「あいと地球と競売人」が、10年目を迎える2005年3月、愛華さんが子ども時代を過ごした島根県斐川町で初公演される。総勢250名もの県民による、子どもたちを中心とした手作りのミュージカルである。

坪田愛華さんは6年生のときに、環境問題についての課題を先生から出された。小さな子どもにもわかりやすいよう漫画にしようと取り組んだが、完成した翌日の1991年12月27日、急性の脳内出血で12歳の生涯を終えた。

愛華さんの漫画「地球の秘密」は、地球の歴史、自然界のバランス、海洋汚染、酸性雨、オゾン層の破壊などをわかりやすく表現したもの。最後には本人のメッセージも残されている。

漫画は、アニメーションビデオにもなったほか、NGO地球環境平和財団によって1992年4月に英語版、6月に日本語版が発行されている。同年6月にブラジルで開かれた「地球サミット」で、島根県知事がスピーチで取り上げ配布した。

「私一人ぐらいという考えはやめようと思います。それを世界中の人がすれば、一発で地球はだめになると思います。みんなで協力し合って、美しい地球ができればいいです」と愛華さんは訴えている。




登録日時: 2005/01/09 02:33:45 PM

英語記事はこちら


 


 

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