2004年06月15日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 地球温暖化 省エネ
東京ガスは家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの販売を開始する。家庭用燃料電池の実用化としては国内初。2005年3月頃を目標に準備中。
同システムは1kW程度の小さな燃料電池による発電装置と発電時に発生する排熱を回収する貯湯タンクなどからなる。従来の給湯器の代わりに設置し、家庭で使用するお湯は燃料電池の排熱で賄うことが可能。
燃料となる水素は都市ガス(天然ガス)中のメタンを利用するので、各家庭に引かれている都市ガスの配管を同システムに直接つなぐことができる。
発電と排熱利用を含めた総合効率は70-80%となっており、従来のシステムに比べ、1次エネルギー消費量が約26%、CO2排出量が約40%削減できる環境にやさしいシステムと言える。またガス代と電気代トータルの光熱費も削減でき経済的。
販売方法については検討中であるが、本体の価格が高価なためリース方式が現在有力。同社は本格的な普及は2010年頃からとみている。
登録日時: 2004/06/15 02:56:40 PM
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