エネルギー・地球温暖化

2004年01月23日

 

電力会社3社、珠洲原子力発電所計画を断念へ

Keywords:  原子力  企業(非製造業) 

 

関西電力、中部電力、北陸電力は、3社共同で石川県珠洲市で計画していた原子力発電所計画を断念する方針を固めた。

珠洲原発は、1975年に原発による地域振興を望む珠洲市が誘致を表明したが、住民の反対が強く、立地交渉は難航。立地可能性調査も89年に中断していた。

28年が経過する間に、産業構造の変化で電力需要は伸び悩み、電力自由化も進展。原発立地に必要なコストや時間、使用済み核燃料や廃炉などの後処理費用の増大、2002年の東京電力の原発トラブル隠しなどによる不信感の高まりなどを受けて、3社の経営判断として、断念するもの。

これまでに、94年に山口県豊北(中国電力)、2000年に三重県の芦原(中部電力)の原発が断念されたが、これまでは地元の猛反対で計画を撤回したケースであり、電力会社が経営判断で断念するのは今回が最初のケースとなる。






登録日時: 2004/01/23 08:56:41 AM

英語記事はこちら


 


 

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