2003年11月09日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 地球温暖化 省エネ
日本IBMのノートブックPC、Think Padの一部機種では、夏の電力需要がピークになる時間帯に、自動的に電源をACモードからバッテリーモードに切り替え電力需要の平準化(ピークシフト)機能を持ち、ピーク時に外部電力の使用を抑えることでピーク電力シフトに貢献している。また、現在のThinkPad対応機種ではバッテリーへの充電は深夜に行うことができるようになっている。
ピーク時の電力需要は年々増加しており、ピーク時には火力発電所の稼働率をあげて電力供給に対応しているため、温暖化現象を引き起こすCO2の発生も多くなる。そこで、ピークシフトをすることで、CO2の低減に貢献できる。
Think Padの対応機種では、ピークシフト・コントロール・プログラムによって、内蔵バッテリーとACアダプタのオン・オフを自動でおこなう。例えば9-13時はAC電源より電力を供給し、13時にピークシフトを開始してバッテリー使用へ切り替え、16時にふたたびACへ切り替える。そして深夜にバッテリーへの充電をおこなう。
ノートブックPCの出荷台数は年々増加しているため、電力消費に対する影響も無視できなくなっている。「ピークシフト・コントロール・プログラム」は、対応機種を導入する企業の顧客を対象に、無料で配布している。
登録日時: 2003/11/09 10:01:31 PM
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