2006年04月09日
(財)社会経済生産性本部が主催する「第5回自治体環境グランプリ」で、全国から応募のあった14件のうち、最も優れた取り組みとして、福井県池田町の「農村力を活かせ!環境先進農村への道」が環境大臣賞に選ばれた。
池田町では、町独自の安全基準で農産物を認証する「ゆうき・げんき正直農業」を実施し、食の安全などのための栽培ルール、生産管理システムを確立している。
福井市内に町の農産物を販売するアンテナショップを開設し、2002年には来客数が約17万人、売り上げは約1億900万円となり、来客数、売り上げともに1999年のオープン時の2倍を上回った。
また、牛糞や生ゴミを堆肥にして有機米栽培に利用する食Uターン事業や、クリーニング店にハンガーを返却したり、容器持参で食品(豆腐など)を購入するとポイントがたまり、町内で商品券として使えるエコポイント事業なども行っている。
福井県池田町は人口3,700人に満たず、高齢化率県内1位の過疎地であるだけでなく、特別豪雪などの地域指定を受ける中山間地。不利な条件をかかえながら、町民一体となった創意工夫により、「農村力」を活かし、環境への取り組みをすすめ、地域活性化という大きな実りに結びつけた点が評価された。
http://www.town.ikeda.fukui.jp/
登録日時: 2006/04/09 11:41:17 AM
英語記事はこちら