2014年05月02日
Keywords: 市民社会・地域 NGO・市民 再生可能エネルギー 水
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日本のほぼ中央に位置する岐阜県にある郡上市白鳥町石徹白では、2014年2月現在、3機の小水力発電設備が稼働している。人口減少が続く中、この地域が持続可能な集落になるよう、地域住民主体の地域づくり活動の支援を行っているNPO法人地域再生機構が、NPO法人やすらぎの里いとしろと協働して導入した。
石徹白は、約100世帯・270人の小さな集落。最大で1200人を数えた人口も、50年あまりの間に4分の1以下に減少した。地域再生機構が重視していることは、地元でできることは、なるべく地元でやるということ。電気制御や土木工事はすべて地元の人が手掛け、発電には集落内を流れる豊富な農業用水を活用している。
現在は、集落のエネルギー自給率100%以上を実現するために必要な、合計140kWの小水力発電所の建設に向けた組織作りを行っている。地元住民も出資することにより、将来的に地域に利益が還元される小水力発電所の実現を目指す。