2006年01月30日
Keywords: 政策・制度 交通・モビリティ 地方自治体
神戸市交通局は、マイカーを減らし、環境負荷が少ない地下鉄・バスの利用を促進する目的で社会実験として取り組んできた割引サービス、「エコファミリー制度」と「エコショッピング制度」を、実験期間満了の2005年10月以降も継続実施している。
「エコファミリー制度」は、土・日・祝日に大人1人につき同伴の小学生以下2人まで市バス・地下鉄の運賃が無料になる。「エコショッピング制度」では、主に地下鉄を使って提携店で買い物や食事をすると割引サービスが受けられる。CO2削減と街の活性化を目指し、2003年10月から2005年9月までの実験期間で市や交通事業者、商業者らが協力して実施してきた。
エコファミリー制度利用者は、延べ213万人に達し、休日1日当たりの乗車人数は1,800人増加。都心周辺駅利用者も1日当たり1,200人増加し、試算では経済効果は6,500万円、CO2排出量は523トン削減できた。また、エコショッピング制度へは、396店舗が参加し延べ13,000人が利用した。
利用者のアンケートからも、6割以上が外出手段を車から公共交通機関に変えたと回答、継続を望む声が高く、本格導入を決定した。
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/54/eco-motion/top.htm
神戸市 地下鉄利用で10%割引 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/612-j
登録日時: 2006/01/30 10:12:27 AM
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