電機・電子業界の実質生産高CO2原単位、1990年比で48％改善

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日本電機工業会（JEMA）は2013年12月29日、電機・電子業界の実質生産高CO2原単位（CO2排出量／実質生産高）が1990年比で48％改善したと発表した（2008年から2012年の5カ年平均値）。自主行動計画である35％削減の目標を達成した。

該当期間当初は高効率機器の導入を中心とした取り組みを行い、その後は生産プロセスの改善やエネルギー計測・管理、需要制御の徹底によるエネルギー使用の最適化を図ることで高効率な"ものづくり"の努力を継続し、原単位改善の目標を大きく上回ることができた。

電機・電子業界は国内の経済成長を支え、同時期の実質生産高は約2.4倍と大幅に伸長した。加えて2011 年の東日本大震災以降の原子力発電の稼働停止、火力発電による電力供給増に伴う電力CO2原単位の悪化の影響を受けたが、高効率化により、CO2排出量の増加は43％に留めた。