お金の流れ

2014年03月22日

 

支払った税金の使い道が見える 「税金はどこへ行った?」プロジェクト

Keywords:  お金の流れ  NGO・市民  市民社会・地域 

 

画像:茅ヶ崎版 税金はどこへ行った?
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アプリ開発コミュニティの湘南Apps!は2013年12月2日、「税金はどこへ行った?茅ヶ崎版」のウェブサイトを公開した。神奈川県茅ヶ崎市の一般会計予算のデータをもとに、市民の収入に占める市税の額や、それらが何の目的に使われているのかを一日単位で可視化する。

ウェブサイト上で世帯の種類と年収を選ぶと、給与所得者であるという前提で、年間に支払う市税年総額と一日当たりに支払っている税額が表示される。一日当たりの税額は民生費、消防費、教育費など13の分野に分類されており、教育費の中の小学校費や教育総務費など、項目によってはさらに詳細な内訳が表示される。

「税金はどこへ行った?」プロジェクトは、イギリスのWhere does my money go?(英語版)を参考に有志により開始された。ウェブサイトを通じて、自治体が公表する予算や決算のデータを活用して税金がどこにいくら使われているかを可視化する。公共サービスの受益と負担の関係を分かりやすく示すことで、市民の税金への理解と問題意識を高めることを目指す。今後は、自治体間での税金の比較やグローバルな税金の比較も検討しているという。

ウェブサイト作成に必要な情報はプロジェクトのサイト上で公開されており、同様のサイトを作成することができる。湘南Apps!は、同年12月5日に鎌倉市、12月14日に逗子市、2014年1月19日に藤沢市のサイトを公開。日本では横浜市のサイトが最初に公開され、2014年3月17日現在、128の自治体のサイトが公開されている。

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