2013年11月17日
Keywords: 食糧 企業(製造業) 環境技術 震災復興
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富士通グループは2013年7月から2014年3月末までの期間、東日本大震災の被災地のひとつ福島県会津若松市で、国内最大級の低カリウム化技術を活用した植物工場の実証事業を行うと発表した。
半導体工場のクリーンルームを転用したもので、最適製造条件の割り出しや雑菌管理のノウハウを活かし、空気の状態や液体肥料に含まれる成分など、きめ細かくコントロールできる。
2013年10月からはカリウム含有率の少ないリーフレタスを試作し、2014年2月から量産出荷する予定(栽培は、秋田県立大学の特許を元に会津富士加工株式会社が実践から得た技術の供与を受けて実施)。
同社では、人工透析や慢性腎臓疾患などで医師からカリウム制限を受けている人々が食の喜びを享受できる社会の実現を目指すと共に、地域産業の振興に貢献するとしている。