2013年10月03日
Keywords: 再生可能エネルギー NGO・市民 市民社会・地域
首都圏の4つの生活クラブ生協(東京、千葉、埼玉、神奈川)が共同で秋田県にかほ市に建設した生活クラブ風車「夢風(ゆめかぜ)」は2013年3月、運転開始から1周年を迎え、8月24~25日に現地で記念式典と連携推進フォーラムが開催された。
記念式典には、にかほ市長をはじめ、大勢の地域住民や生活クラブ生協の組合員が参加。この風車をきっかけとしたさまざまな取り組みが紹介され、地元食材によるバーベキューなどで交流を深めた。にかほ市と生活クラブ生協との連携推進フォーラムでは、地域間連携による持続可能な自然エネルギー社会づくりに向けた課題や今後の取り組みについて議論が交わされた。
この取り組みでは、消費者や市民が持続可能なエネルギーを選択できる自然エネルギーの「産直」を進めながら、市と生活クラブの人と人との交流が継続的に行われている。生活クラブで地域の特色のある物産も取り扱うことで、さまざまな地域間連携が可能となってきている。
フォーラムの最後には、「地域間連携による持続可能な自然エネルギー社会づくりに向けた共同宣言」が、にかほ市と首都圏の4つの生活クラブ生協、風車の事業主体であるグリーンファンド秋田の6者で宣言された。
環境エネルギー政策研究所 (ISEP)
松原弘直