日産自動車、省エネ型の自動車運搬船を導入

大手自動車メーカーの日産自動車は2012年１月30日、新たに導入する完成車および部品海上輸送用の省エネ型自動車運搬船「日王丸」を報道陣に公開した。総重量11,400トン、全長約170メートルで、最大積載量は1,380台。最大の特長として、内航船舶で初となる281枚の太陽光発電パネルを採用しており、乗務員の生活空間で使う電力を、太陽光発電でまかなう予定。

他にも、電子制御ディーゼル船舶エンジン、船内の全照明のLED化や、最新の低摩擦抵抗塗料や省エネ装置の搭載など、数々の省エネの工夫が盛り込まれており、従来の同型船舶と比較すると、日王丸は二酸化炭素排出量を年間約4,200トン、約18％削減できる。