パナソニック、工場向けエネルギー見える化システムを発売

総合電気大手のパナソニックは2011年10月13日、同社のエネルギー管理ノウハウを凝縮した工場向けエネルギー見える化システム「SE-Navi」を開発し、同日より受注を開始したと発表した。

このシステムは、パナソニックが2010年に開始した、工場の省エネに必要な「技術」「設備」「人材」「資金」を包括的に提供する「工場まるごと省エネ支援サービス」の一環。同社がグループ内の生産拠点で取り組んできた省エネのノウハウやエネルギー管理ロジックに、同社のグループ会社が提供する省エネ診断のノウハウと、エネルギー使用量の収集や管理からその分析に適したグラフ化など省エネの一連のサイクルをサポートする「エコ見える化システム」の一部機能を融合させたもの。

工場内の電気、ガスなどの基幹エネルギー量のほか、流量、圧力、温度、湿度などの物理データや生産数量からエネルギー利用効率を把握し、迅速な省エネ対策立案／効果試算／検証の精度向上をサポートする。

また、コンプレッサ、ボイラ、冷凍機などの原動設備の長期的な効率変動をグラフ表示することで設備の劣化やメンテナンスの必要性を把握し、設備の消費エネルギーの無駄を削減することが可能となる。

パナソニック　工場まるごとの省エネ支援サービスを開始（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/030331.html

登録日時：2012/03/03 06:00:15 AM