2011年11月26日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
エレクトロニクス機器製造大手のソニーは2011年9月、業務用一体型リチウムイオン電池「ESSP-2000」を発売した。同製品は、パソコン、サーバー、ネットワーク機器等や冷温庫等に対する停電時のバックアップ電源となる。また、夜間充電した電力を昼間利用することでピークシフトに活用できる。
「ESSP-2000」は、オリビン型リン酸鉄リチウムイオン蓄電モジュールを搭載し、100Vコンセントに接続するだけで最大2.4kWhの電力量を蓄電できる。6つのコンセントから接続した機器に100Vの電力を供給できる。最短2時間で約95%の急速充電ができる。1日1回の充電・放電を行った場合、10年以上の長寿命を持つ。
3つの運用モードがある。UPSモードは、接続機器に電力を供給しながら蓄電池に充電する。停電時はパソコン・サーバー等を無瞬断で継続使用できる。タイマー充放電モードは、充放電時刻をタイマーで設定可能で、夜間に充電、昼間に放電など、ピークシフトに対応できる。バックアップモードは、機器への電力供給と蓄電池への充電を二つの系統で行い、停電時は0.5秒以下の切替時間で蓄電池からの電力供給に切り替わる。
登録日時:2011/11/26 06:00:15 AM
ソニー 業務用一体型リチウムイオン蓄電池を発売
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201108/11-085/