NHK、メガソーラ導入で"お日さまラジオ放送"へ

日本放送協会（NHK）は2011年６月２日、省エネルギー対策として菖蒲久喜ラジオ放送所（埼玉県久喜市）に2000kW級の大規模な太陽光発電システム「メガソーラ」を２カ年計画で導入すると発表した。2012年度末の「メガソーラ」完成時には、日中の最大発電時において、同所のすべての電力を供給できる見込み。

菖蒲久喜ラジオ放送所は日本最大級の送信電力で、ラジオ第1放送、同第２放送を関東・甲信越を中心に、北は宮城県の一部から西は愛知県の一部まで放送している。全国総世帯数の４割に相当する約2000万世帯をカバーしている。

同所の主要設備は高さ245メートルと215メートルの２本のアンテナであるが、電波を効率よく放射するために、地面にはアンテナと同じ長さのラジアルアースと呼ぶ銅線を放射状に埋設している。同所の敷地面積は31万3121平方メートルあり、メガソーラ設置に利用できる。2011年度末には1000kWの整備を完了し使用を開始する考え。

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登録日時：2011/10/13 06:00:15 AM