生物多様性・食糧・水

2011年09月08日

 

日本国、生物多様性に関する名古屋議定書に署名

Keywords:  生態系・生物多様性  政府 

 


日本政府は2011年5月10日、「生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書」に署名することを閣議決定した。同月11日(現地時間)、ニューヨークの国際連合本部で開催された同議定書の署名式において西田恒夫国際連合日本政府代表部大使が署名を行った。

同議定書は、日本が議長国を務め、愛知県名古屋市で2010年10月に開催された、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)において採択されたものであり、遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平な配分にすること並びにこれによって生物の多様性の保全及びその構成要素の持続可能な利用に貢献することを目的としている。

署名式当日の署名国は8カ国で、それ以前の13カ国とそれ以後の20カ国を合わせて8月31日現在の署名国数は41の国と地域(EU)。署名の次のステップは、条約の内容について国会の承認を得る批准手続になる。50番目の国または地域の批准書等の寄託の日の後90日目の日に議定書の効力が発生する。

COP10に向け『生物多様性国家戦略2010』を閣議決定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030029.html
日本経団連、COP10の成功に向けた提言を発表(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030231.html

登録日時:2011/09/08 06:00:15 AM

English  

 

参照元

環境省 「生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書」への署名について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13763


 

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