生物多様性・食糧・水

2010年09月22日

 

日本経団連、COP10の成功に向けた提言を発表

Keywords:  生態系・生物多様性  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

JFS/cicada exuvia
イメージ画像 by Japan for Sustainability


日本経済団体連合会は2010年6月15日、同年10月に名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の成功に向けた提言を発表した。

その中で、成功のカギは「生物多様性の保全と持続可能な利用、遺伝資源に関する利益の公平な分配について、わが国をふくむ参加各国の国益と調和のとれた形で実現していくこと」と指摘し、「日本政府には、議長国としてのリーダーシップ発揮を期待したい」としている。提言としては、柔軟で現実的な生物多様性目標の設定、科学的知見・データの整備の推進、具体的プロジェクトの支援体制の構築、企業の自主的な取り組みの尊重などを掲げている。

日本経団連はまた、生物多様性をはぐくむ社会づくりに向けた民間参画の推進方策として、日本商工会議所や経済同友会と共同で、関係各省などの協力を得て、「生物多様性民間参画イニシアティブ」を立ち上げている。

これは「日本経団連生物多様性宣言」の趣旨に賛同し、それに沿った活動を行う意思のある事業者の参加を幅広く募集し、取り組み企業の裾野を広げるとともに、各企業の取り組みを向上させていこうというもの。正式発足はCOP10開催時だが、すでに300社以上の参画が見込まれているという。

日本経団連 生物多様性宣言を発表(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029249.html
~生物多様性条約第10回締約国会議の成功にむけた提言~
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/
2010/053.html

「生物多様性民間参画イニシアティブ」の設立について
http://www.keidanren.or.jp/japanese/news/announce/
20100525.html

登録日時: 2010/09/22 06:00:15 AM

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