エネルギー・地球温暖化

2011年07月30日

 

岐阜県、自給自足型の次世代エネルギーインフラ「中山間地モデル」を完成

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

岐阜県は、中山間地における次世代エネルギーインフラのあり方を示す「中山間地モデル」を完成させ、2011年3月6日に公開した。

同県では、今後成長が期待されるエネルギー・環境分野の新たな産業創出を目指し、その一環として、複数のエネルギー資源や新たなエネルギー技術の組み合わせによる「次世代エネルギーインフラ」のモデルを5つ掲げ、その構築と効果の実証に取り組んでいる。モデルは「中山間地モデル」の他、「公共施設モデル」「商業施設モデル」「家庭モデル」「都市モデル」があり、それぞれ完成・公開されている。

郡上市明宝地内にある築100余年とされる古民家を利用した「中山間地モデル」では、太陽光発電、燃料電池、蓄電池に、中山間地に豊富に存在する河川や森林資源を活かす小水力発電と薪ストーブを融合させ、自給自足型エネルギー供給システムを構築した。このようなシステムは全国初となる。

今後は、実際に居住しての実証実験を行い、エネルギー効率、費用対効果、CO2排出抑制効果等を実証し、データを公開する。また同県には災害時に孤立することが予想される集落が多くあることから、自給自足型システムの有効性を実証し、今後の防災対策の可能性についても検討していく。

4地域で「次世代エネルギー・社会システム実証」事業開始(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030368.html

登録日時:2011/07/30 06:00:15 AM

English  

 

参照元

【岐阜県 県政ニュース】次世代エネルギーインフラ「中山間地モデル」を公開
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/kocho-koho/kensei-shiru/kensei-news/2303/4.html


 

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