エネルギー・地球温暖化

2011年07月19日

 

建材一体型太陽電池で、垂直なビル壁面でも発電可能に

Keywords:  再生可能エネルギー  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

三菱化学と三菱樹脂は2011年2月28日、アルミ樹脂複合板「アルポリック®」に薄膜太陽電池を組み合わせた建材一体型太陽電池「アルポリック®/ジオア®」を発売し、4月より受注開始、10月より納入すると発表した。同製品を使用すれば、ビルの垂直の壁面も太陽光発電に有効活用できる。

三菱樹脂の「アルポリック®」は樹脂芯材の両面にアルミニウム板を貼り合わせて一体化した3層構造の複合板で、軽量で剛性・曲面加工性・表面平滑性・意匠性に優れた建材として、世界約130カ国で年間1000万平方メートルの納入実績がある。

新製品「アルポリック®/ジオア®」は、「アルポリック®」にアモルファスシリコン型薄膜太陽電池を樹脂ラミネート加工した建材一体型太陽電池で、ビルの壁面など各種建物の外装材として使用できる。これにより太陽光発電が水平面に限らず、垂直面でも可能となる。

新製品の大きさは顧客の要望に対応可能であるが、最大1,250mm × 3,800mm。公称最大出力は800mm × 1,600mmサイズの例で50W。期待される発電量は10kWの設置容量で年間約6,000kWh(垂直面設置での試算)。

登録日時:2011/07/19 06:00:15 AM

English  

 

参照元

建材一体型太陽電池「アルポリック®/ジオア®」(ALPOLIC®/gioa®)の発売について
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/2011/20110228-1.html


 

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