「2010年度省エネ照明デザインアワード」20施設が受賞

環境省は2011年２月14日、「2010年度省エネ照明デザインアワード」受賞施設として応募総数96件の中から、グランプリ３件、優秀事例17件を決定し発表した。

同アワードは、CO2排出量が1990年比で約４割増加している商業施設やオフィス等の業務部門のうち、その約２割を占める照明について、省エネ対策をより一層増進するため、優れた省エネ効果と高いデザイン性の両立を達成している施設を表彰するもの。

公共施設・総合施設部門のグランプリは、展示ケースに８万個のLEDを導入した根津美術館(東京都港区）が、『美術館展示照明をはじめ、建物全体のベース照明にLEDを採用し、魅力的な空間と高い省エネを実現した次世代型施設』として受賞した。

同じく商業施設部門では大丸大阪・梅田店(大阪市北区)が、『天井照明のALL LED化を多数のフロアで実現した世界初の百貨店』として受賞した。３万5000個のLED導入により年間で約1500トンのCO2削減となる。その他施設部門では東急ウェリナ大岡山(東京都渋谷区）が、『あらたなるゆとりのシニア邸宅を実現する「リズムに考慮した省エネ照明デザイン」』として受賞した。

登録日時：2011/05/27 06:00:15 AM