政策・制度・技術

2011年05月25日

 

文科省、学校施設の環境性能を評価する「CASBEE学校」を策定

Keywords:  政策・制度  政府 

 

文部科学省は2010年9月29日、学校施設のエコ化を推進するため、各学校施設の環境性能を効率的に評価する手法として「CASBEE(キャスビー)学校」を策定した。

CASBEE(建築物環境総合性能評価システム)とは、Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiencyの頭文字を取ったもので、財団法人建築環境・省エネルギー機構に設置された委員会が開発した、建物を環境性能で評価・ランキングする手法。これまで「事務所」「新築」「既存」「改修」向けが出されている。

環境品質Qが高く、環境負荷Lが小さいほど環境性能が高い建物であり、設定された各評価項目の採点を行い、総合評価する。ランクはS(大変優れている)、A、B+、B-、C(劣っている)の5段階に分類される。

低炭素社会づくり推進のため、現在市町村等の学校設置者によるエコスクールづくりの取り組みが進められているが、「CASBEE学校」はこのような取り組みを支援するもの。例えば、既存の校舎を改修したとき、教室の快適性などの環境品質Q(Quality)と、建物からの温室効果ガスの排出などの環境負荷L(Load)がどう改善されるかをあらかじめ把握できる。

環境省、学校エコ改修で専門技術者育成も(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023625.html
「学校エコ改修と環境教育事業」第1号エコ改修校舎完成(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024608.html

登録日時:2011/05/25 06:00:15 AM

English  

 

参照元

CASBEE(キャスビー)学校-学校施設における総合的な環境性能評価手法
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/09/1298016.htm


 

このページの先頭へ