フードバンクの全国ネットワーク実現　第３回フードバンクシンポジウム

食品メーカーや農家、個人などから、まだ充分食べられるにも関わらず様々な理由で廃棄される食品を引き取り、福祉施設や生活困窮者に提供する活動を行う NPO法人、セカンドハーベスト・ジャパンは2010年10月14日、第３回フードバンクシンポジウムを東京都内で開催した。

同団体は、2000年に設立された日本初のフードバンクで、新しい流通作りでの「食品ロス削減」と「社会福祉供給システム作り」を目指している。2009年には約500社から食品の提供を受け、のべ20万人に約130万食を届けている。

今回のシンポジウムでは、2009年のシンポジウム以降、検討してきたフードバンク活動の統一ガイドラインを全国のフードバンク10団体と共に締結し、全国ネットワークを発足した。活動にあたって企業や社会からの信頼を構築するのが狙い。今後も全国ネットワークを通して、フードバンクに対する認知度や正しい認識を広め、さらなる活動の発展に取組んでいく考え。