2010年03月23日
北海道鹿追町に2007年9月、基幹産業の乳用牛を主とした畜産経営から発生する膨大な家畜ふん尿を集約し、一カ所にて処理を行う集中処理方式のバイオマス処理施設(バイオガスプラント、堆肥化プラント)が建設された。これまでは家畜ふん尿や生ごみ等の廃棄物系バイオマスは利用されなかったり、不適切な利用の状況がみられたため、市街地周辺の家畜排せつ物処理による臭気対策と処理の合理化・高度化を図ることを目的とする。
鹿追・中鹿追地区バイオガスプラントの1日の総電力は約4,000kWhで、一般家庭で1日に使用する電力の460戸分に相当する。 発電により得られた電力は施設内で利用し、余剰電力は売電して施設の運営費に充当する。
バイオガスプラントの導入により、鹿追町の廃棄物系バイオマスは、ほぼ100%が利用される。家畜ふん尿の臭気の減少や窒素溶脱量が軽減されることによる地域環境の改善や、化石燃料使用量の削減等、エネルギー代替・削減による環境負荷の軽減にも効果が期待される。
第12回バイオマスタウン構想、3市町公表される(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024154.html
鹿追町バイオマスタウン構想
http://www.biomass-hq.jp/biomasstown/pdf12/
shikaoi.pdf
鹿追町環境保全センター
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nss/2_kannri/
sikaoe_image.htm
http://town.shikaoi.hokkaido.jp/town/gyousei/
wagamachi/pdf/01_gaiyou.pdf
登録日時:2010/03/23 06:00:15 AM