2009年10月11日
Keywords: 再生可能エネルギー エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
三菱重工業グループの菱重エステートなど菱重興産グループ7社は、OMソーラーと共同で、太陽光発電と太陽熱回収を複合した住宅屋根置きユニット「エコスカイルーフ」を開発、2009年10月中旬から販売することを発表した。
同製品は、タンデム型太陽電池パネルとソーラーシステムを一体化し、太陽電池パネルと屋根面との間に、空気の流路を確保する。流れる空気で太陽電池側から熱を回収し、電気と温風を作り出すしくみ。熱回収により、太陽熱を居住空間の暖房や給湯に利用できるとともに、太陽電池裏側の温度上昇が抑えられ、発電効率が低下しにくい。
出力3キロワットの太陽光発電ユニット設置スペースで、太陽熱利用分を考慮すると、太陽電池単体の4キロワットに相当するエネルギーを供給でき、太陽エネルギー利用効率が高まる。実証では、家庭消費エネルギーの約65%を太陽エネルギーで賄えることが検証されている。
一般工務店が簡単に設置作業できるようにし、新築住宅を中心に2010年度中に500戸への普及を目指したいとのこと。
エネルギーの65%を自給できる住宅屋根置きユニット「エコスカイルーフ」を発売
http://www.mhi.co.jp/news/story/0907144831.html
登録日時: 2009/10/11 06:00:15 AM