エコ・ソーシャルビジネス

2007年12月22日

 

ムーンスター、植物由来のポリ乳酸樹脂をシューズ底材料に活用

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

シューズのメーカーである株式会社ムーンスターは2007年8月1日、クラレグループのクラレプラスチックスと共同で、バイオマス素材(軟質ポリ乳酸樹脂)を使用したシューズ「バイオマスはだしっこ」の開発に成功したと発表した。

ポリ乳酸は、とうもろこしなどのデンプンから作られる材料として脚光を浴びており、同社でも数年前からシューズへの応用を検討してきた。一方、クラレプラスチックスは、ポリ乳酸樹脂の硬くてもろい、熱に弱いといった欠点を克服する軟質化にいち早く着手し、シューズ底材用に適した素材開発に成功した。両社の技術協力によりこの素材を用いた商品化が世界で初めて可能となった。

商品特徴としては、シューズ底はもちろん、シューズ上部の素材も植物由来であること、銀イオンの力で清潔さを保つ抗菌機能があること、防カビ加工であること、甲バンド調整が可能であること、足指が自由に動くこと、はだし感覚の上履きであることなどがあげられる。

ムーンスターでは、永年にわたるシューズ作りの研究、設計、生産のノウハウを「コンフォートセーバー」として体系化。バイオマス素材も「コンフォートセーバー」の基本技術として取り入れ、環境保全への取組みを強化していく予定。



登録日時: 2007/12/22 06:12:13 PM

英語記事はこちら


 


 

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