2007年11月07日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 再生可能エネルギー
三菱電機は2007年5月31日、同社が開発した150mm角サイズの多結晶シリコン太陽電池セルが実用的な太陽電池セルでの世界最高の光電気変換効率18.0%を達成したことを発表した。これにより、従来と同一面積で7%大きな発電量が得られ、限られた設置スペースでも発電量を確保できるようになる。同社は2007年末以降、この技術を太陽電池モジュールのセルに導入し製品化する。
再生可能エネルギー源として太陽電池の生産量が拡大しているなかで、原料のシリコンの需給が世界的に逼迫していることから、より少量のシリコンでより多く発電することが求められている。同社は以下の技術によりセルの高い変換効率を達成した。
1.受光面を低反射化し光の取り込み量を増加させる超微細なエッチング加工技術(RIE法)
2.セルへの電極の焼き付け時間を半分にすることで結晶の電気性能を低下させない電極材料
3.有効発電面積を拡大する集電用グリッド電極の細線化(従来比約40%)
同社はこの技術を、2007年12月に福岡で開催される17th International Photovoltaic Science and Engineering Conference で発表する予定。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2007/0531-a.htm
登録日時: 2007/11/07 01:58:38 PM
英語記事はこちら