2007年10月18日
調理に薪を使うことがいまだに多いアフリカでは、森林減少と砂漠化が急速に進んでおり、調理用の燃料調達のための木の伐採が問題になっている。そのため、太陽光があれば燃料なしで調理ができるソーラークッカーへの期待は高い。しかし、集光能力の高いパラボラ型ソーラークッカーは、反射板に質のよい金属を使う必要があるため価格が高く、また安価なパネル式クッカーは性能が十分ではないなどで、普及は十分には進んでいないのが現状。
バルーン型クッカーは、ゴムを素材とし、空気で膨らませると、くぼんだ円形の部分にアルミ蒸着フィルムの反射板が広がる。性能もよく、反射板の製作が安価ですみ、空気を抜くことでコンパクトに持ち運びができる。SCJでは、実証試験でのデータをもとに、さらに現地に合わせた改良を加え、将来的には現地での「ソーラークッカー」生産を目指している。
詳細はソーラークッカー・ジャパンの三戸俊和氏まで(mitotoshi@gmail.com)。
http://solarcooker-hp.hp1.allin1.jp/
http://solarcooker-hp.hp1.allin1.jp/1177056211315/
http://www.solarcookers.org/
登録日時: 2007/10/18 11:33:07 PM
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