エネルギー・地球温暖化

2007年09月23日

 

日本風力開発と日本ガイシ、風力発電の出力安定化実証実験

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

風力発電の電力出力安定化を実証するため、日本風力開発の「三浦ウィンドパーク」(神奈川県三浦市)において日本ガイシのNAS電池電力貯蔵システムを用いての実験が行われている。出力400キロワットの風力発電機2基に、500キロワットの同電力貯蔵システムを設置し、2007年3月-12月まで実施。

電力貯蔵システムは、風の有無で出力が変動する風力発電と連系し、発電能力の大きい時に充電、小さい時に放電し、負荷平準化と出力安定化を図るもの。電極にナトリウムと硫黄を使用するNAS電池による電力貯蔵システムは、日本ガイシと東京電力が共同開発し、世界で初めて実用化した。従来の鉛蓄電池に比べて体積、重量が3分の1程度とコンパクトで、大容量化が容易にできる特徴を持つ。

日本ガイシは太陽光発電との連系について、北海道電力と稚内市が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けた「稚内メガソーラープロジェクト」へ同システムの供給を予定している。また欧米の風力発電に対してもアプローチする考え。



http://www.ngk.co.jp/product/insulator/nas/index.html


http://www.jwd.co.jp/around/index.html
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/ene_act_plan/shinene.pdf


登録日時: 2007/09/23 02:47:30 PM

英語記事はこちら


 


 

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