エコ・ソーシャルビジネス

2007年09月12日

 

日本データーサービスなど、イカ釣り集魚灯に光ファイバー利用

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  企業(非製造業)  食糧 

 

建設コンサルタントの日本データーサービスらは2007年4月、光ファイバーを活用した省エネ型のイカ釣り用集魚灯を開発し、実証実験を行っていることを発表した。

スルメイカなどの走光性魚類を対象とした漁獲には、メタルハライドなどを光源とする集魚灯が用いられてきたが、発電機からのCO2排出量の増大や、無駄な空中放射による渡り鳥への悪影響(光害)などが指摘されてきた。また、輸入水産物による魚価低迷や燃料の高騰などにより、省エネ型の集魚灯の開発が水産業界から求められていた。

日本データーサービスでは、照射範囲をほぼ自由に設定可能で小型軽量・耐水性などに優れた光ファイバーと、東陶機器が開発した、寿命が長く、消費電力が小さい光源(ランプ60wから100w)を活用した集魚灯の開発に取り組んでいる。

光ファイバー集魚灯は、現行の集魚灯が消費する重油量を約100分の1に抑え、イカ釣り漁業者の収益を改善すると同時にCO2の排出量を削減。さらに、設備導入コストを約40%削減できる。また、光ファイバーを海面近くから照射できるため、現状で80%程度空中に散失している光を効率よく水中に放射でき、紫外線や騒音による人体への悪影響を抑えることができる。



http://www.hkd.meti.go.jp/hokic/h18nintei_4/27.pdf




登録日時: 2007/09/12 02:51:24 PM

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