2006年12月27日
「21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワーク」(Renewable Energy Policy Network for the 21st Century)が2006年7月に発表した報告書によると、2005年の世界の再生可能エネルギーへの投資額は380億ドルに達し、前年比約27%増と大幅に増えたことがわかった。
報告書は世界の100人以上の研究者の協力により作成されたもので、特に風力発電、バイオマス燃料、太陽光発電への投資や生産量が急増していることがわかる。2005年の国別の投資額はドイツと中国がともに約70億ドルでトップ、次いで米国の約35億ドル、日本は20億ドル超で4位だった。
2005年の世界の再生可能エネルギーの総発電能力は対前年比約14%増の1億8200万kWだった。国別では中国が4200万kWで一位、ドイツと米国がともに2300万kWでこれに続く。日本は600万kWと前年に比べ横ばいで、700万kWのインドに抜かれて6位。
日本はこれまでトップだった太陽光発電能力でもドイツに抜かれて2位となった。一方、太陽電池の生産では日本企業のシャープや京セラが他国企業をリードしていると報告書は述べている。
登録日時: 2006/12/27 10:29:08 AM
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