幸せ・レジリエンス

2006年12月18日

 

日本の父親の約4割 「子どもと接する時間が短い」

Keywords:  幸せ  政府 

 

独立行政法人・国立女性教育会館は、2005年度に行った「家庭教育に関する国際比較調査」の結果をとりまとめ、2006年8月1日に発表した。日本の父親の約4割が「子どもと接する時間が短い」と悩んでいることなどがわかった。

調査は、日本・韓国・タイ・アメリカ・フランス・スウェーデンの12歳以下の子どもと同居している親、あるいはそれに相当する人(各国約1000サンプル)を対象に、親子の日常生活、しつけと子どもへの期待、親の家庭と職業のバランス、子育て支援などの項目についておこなわれ、1994年に行われた類似の調査との比較と併せて公表された。

その結果、日本の父親は平日子どもと過ごす時間が短く(1994年調査では3.3時間、今回3.1時間)、約4割の父親が「子どもと接する時間が短い」と悩んでいること、日本の親は子どものしつけに甘く、総じて子どもの自立が低いことがわかった。

「充実してほしい子育て環境」は、日本・韓国・アメリカ・フランスで「友だちと遊ぶ場所」が1位だったが、日本では2位の「経済的援助」が1994年調査の31%から今回49%へと大幅に増加。日本と韓国では親になる前に子どもの世話をする経験が少なく、本やテレビへの依存傾向が顕著であり、日本の子育ての上での悩みの1位は「子どもの身の安全」、2位が「子どもと接する時間」、3位が「教育費」だった。






登録日時: 2006/12/18 06:50:52 AM

英語記事はこちら


 


 

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