2006年11月04日
環境省のエコ燃料利用推進会議は2006年5月、バイオエタノールとバイオディーゼル燃料(BDF)を2010年までに合わせて50万キロリットル(以下すべて原油換算)、2030年までには400万キロリットル導入し、輸送用燃料に占めるエコ燃料の割合を10%に引き上げることを掲げた報告書をまとめた。
バイオエタノールはサトウキビなどから、BDFはなたねなどから作られ、それぞれガソリン、軽油の代替燃料となる。報告書では、2030年までにすべてのガソリン車にエタノールを10%混合すること、またBDFについても対応可能な車に切り替えることを提案している。
バイオエタノール、BDFともに国内での生産は今のところ実証段階で、2010年の50万キロリットル導入を達成するためには、ほぼ9割を輸入でまかなわなければならない。また、ガソリンや軽油より割高になるため、報告書ではどちらも減税措置が必要だと指摘している。
登録日時: 2006/11/04 11:47:11 AM
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