2006年08月04日
Keywords: 再生可能エネルギー 交通・モビリティ 企業(非製造業)
水素を燃料とした世界初の燃料電池ハイブリッド鉄道車両の開発を進めているJR東日本は2006年4月11日、同年7月以降に構内での試験、2007年4月以降に本線走行による試験を開始すると発表した。
ディーゼルエンジンによるハイブリッドシステムの開発に用いたNEトレイン(NewEnergy Train)のエンジン・発電機を燃料電池に交換するもので、出力65kWの固体高分子形燃料電池2台と19kWhのリチウムイオン式蓄電池を搭載する。加速時に必要な電力は燃料電池と蓄電池の両方から供給し、ブレーキ時は回生ブレーキ電力を蓄電池に回収する効率的なシステムとなっている。
地球環境に優しく、化石燃料の枯渇にも対応可能な自律分散型の動力システムとして、鉄道車両用の燃料電池システムの研究開発を行うことで、地上設備のスリム化や景観向上といった効果も期待されている。
http://www.jreast.co.jp/press/2006_1/20060404.pdf
登録日時: 2006/08/04 04:06:20 PM
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