2005年10月24日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
富士通は、2005年7月13日、富士通研究所と富士通フロンテックと共同で、世界で初めて、電源を切っても表示を維持できるカラー電子ペーパーを開発したことを発表した。
この製品はメモリ性を持ち、表示を維持するための電力が不要で、さらに、書き換えに消費する電力も、従来の技術に比べ数百分の1から数万分の1以下。また、基板にフィルム基板を利用しているため、薄く、曲げても使える。
赤、緑、青の3枚の表示パネルを積層した構造を持ち、従来の反射型LCDに比べて、より明るいカラー表示ができる。曲げても、指で押しても、表示色が影響を受けない独自の技術を利用している。
電子ペーパーは、紙のように扱える新しい電子メディアとして、公共の場所での情報表示や商品広告などでの応用が期待され、ペーパーレス化を促進する可能性を持っている。同社では今後、2006年度の商品展開を目標に、その利用に関するマーケティング活動を推進する考え。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/07/13-1.html
http://www.labs.fujitsu.com/jp/
登録日時: 2005/10/24 05:56:11 PM
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