エコ・ソーシャルビジネス

2005年07月16日

 

大林組と松下電工、省エネ型の照明技術をオフィスビルに採用

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  企業(非製造業)  省エネ 

 

大林組と松下電工は、共同でイニシャルコストやランニングコストを大幅に低減するグリッド天井用の照明器具を開発したことを2005年3月23日に発表した。必要な照度を確保しながら照明ランプを半数にして消費電力を低減するもので、2005年3月に竣工した「西新宿KSビル」に初めてこの照明が採用された。

グリッドシステム天井とは、60cm角の正方形のパネルを並べた天井で、間仕切り位置を自由に設定できることや低コストといったメリットがある。この天井では、パネル3枚おきに照明付きパネルを設置するが、1本のランプでは約600ルックス程度の照度しかなく、オフィスに必要な照度(約700ルックス)を確保できないため、従来の照明器具の場合は、パネルの両端に1本ずつ、計2本の照明ランプが必要となる。

今回開発した照明器具は、ランプの裏側に反射率の高い反射板を用い、その反射板の形状を工夫することで、1パネルあたり1本のランプで700ルクスの照度を確保できるもの。

西新宿KSビルでは、この照明器具の導入によって、年間1,100万円程度のランニングコストを280万円程度削減できる予定。




http://www.obayashi.co.jp/news/newsrelease/news200503/news20050323.html


登録日時: 2005/07/16 01:44:39 PM

英語記事はこちら


 


 

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