2005年06月07日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 地方自治体
三重県科学技術振興センター工業研究部は、太陽光や雨水の作用で自然分解する「環境にやさしいプラスチックフィルム」を開発し、2005年1月7日に特許を取得したことを、同月25日に発表した。
このプラスチックフィルムは、木材から取り出した新しい高分子素材であるリグニン誘導体と、近年注目を集めているポリ乳酸(トウモロコシの澱粉を材料とした生分解性プラスチック)を組み合わせて成形したもの。
同センター工業研究部が研究中に、リグニン誘導体が光によって分解されることを発見し、それをポリ乳酸と複合させることにより、従来の生分解性プラスチックと強度は変わらず、より自然分解されやすい成形品の開発に成功したもの。
この「環境にやさしいプラスチックフィルム」は、2005年3月25日から開催されている日本国博覧会(愛知万博)の中部9県共同パビリオン『中部千年共生村』の三重県ブースに展示されている。
http://www.mpstpc.pref.mie.jp/kou/
登録日時: 2005/06/07 11:10:40 AM
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