エコ・ソーシャルビジネス

2005年06月05日

 

三菱商事建材とトステム サステナブル建築素材の販売業務提携

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

三菱商事建材とトステムは、三菱商事建材の扱うサステナブル建築素材「Moiss(モイス)」の販売における業務提携契約を締結した。両社は2008年までに、同事業の合弁会社の設立を予定している。三菱商事建材は、トステムの幅広い販売ネットワークによって販売量を増加し、トステムは、内装壁材の分野を補強すると共に、環境配慮型製品を普及・拡販することで、環境先進企業としてのイメージアップを図りたい考え。

「Moiss」は、三菱マテリアル建材が製造し、三菱商事建材が販売をしている天然鉱物「バーミキュライト」を主原料とするケイ酸カルシウム質の建築材料。木造住宅の課題であった、不燃、耐震、高寿命化(防腐、防蟻、調湿)を解決、吸湿性に優れ、他の建材や家具から発生する有害なTVOC(揮発性有機化合物)を吸着、固定化する。

「Moiss」は、サステナブルを開発命題とし、その製品ライフサイクルにおいても環境を優先している。主原料である「バーミキュライト」は、鉱山で廃棄処理されていた細粒品を使用。生産過程では、工場内での100%リサイクルを実施、全て製品に還元し、製造時におけるエネルギー使用量も押さえて、CO2排出を削減している。

住宅材料として使用される間は、住宅の高寿命化をもたらし、その断熱性と呼吸性から、省エネルギーにも貢献する。使用後は「Moiss」の原材料としてリユースや、セメント材料へのリサイクルを基本とするが、土に還すことも可能で、肥料としての性能も確認されている。



http://www.moiss.jp/index.php



登録日時: 2005/06/05 11:26:15 AM

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